KAKERU台車製作所

台車のキャスターを長持ちさせるお手入れ方法

キャスターのお手入れ方法|長く安全にお使いいただくために

台車を安全かつ快適にお使いいただくためには、走行性能を左右するキャスター(車輪)の定期的なお手入れが欠かせません。このページでは、KAKERU台車製作所がおすすめする月1回のキャスター点検・清掃・潤滑の手順と、交換の目安についてご説明します。


作業前に必ずご確認ください

作業を始める前に、台車の上の荷物をすべて降ろしてください。 荷物が載ったままの状態では台車が不意に動き出す危険があり、また正確な点検ができません。荷物を安全な場所に移してから、以下の手順で作業を進めてください。


月1回の点検項目

キャスターの不具合は、走行中の事故や荷崩れにつながることがあります。以下の3点を月に1回確認する習慣をつけてください。

1. がたつきの確認 キャスターを手で前後左右に揺すり、車輪や旋回部分に不自然なぐらつきがないかを確認します。ボルト・ナットの緩みが見られる場合は、適切な工具で増し締めしてください。

2. 異音の確認 台車を空の状態でゆっくり押し、「ゴロゴロ」「キーキー」といった通常とは異なる音がしないかを確認します。異音は軸受けの摩耗や潤滑不足のサインである場合があります。

3. 糸くずや異物の巻き付きの確認 車輪の軸部分に糸くず・ビニール片・髪の毛などが巻き付いていると、回転抵抗が増して走行性能が低下します。巻き付きがないかを目視で確認してください。


清掃の手順

  1. 台車を安定した平坦な場所に置き、動かないよう固定します(ストッパー付きの機種はストッパーをかけてください)。
  2. 車輪の外周(タイヤ面)に付着した泥・ほこり・油汚れを、硬く絞った雑巾または布で拭き取ります。
  3. 車輪の軸部分に糸くずや繊維が巻き付いている場合は、ハサミやカッターナイフで丁寧に切り取り、ピンセットや細い棒を使って取り除きます。無理に引っ張ると軸受けを傷める場合がありますので、焦らず作業してください。
  4. 旋回部分(スイベル部)の溝に詰まったごみも、古い歯ブラシや綿棒を使って取り除きます。
  5. 清掃後、乾いた布で水分や洗剤が残らないよう仕上げ拭きをします。

軸受けへの潤滑剤の差し方

清掃が終わったら、軸受け部分に潤滑剤を補給します。潤滑剤を適切に使用することで、異音の防止や摩耗の軽減につながります。

  1. 潤滑剤は、機械用の汎用グリスまたはスプレー式の機械油をご使用ください。食品を取り扱う環境では、食品機械用の潤滑剤をお選びください。
  2. 車輪の軸の両端(軸受けの隙間部分)に、潤滑剤を少量ずつ塗布またはスプレーします。一度に大量に使用する必要はありません。
  3. 旋回部(スイベル軸)にも同様に潤滑剤を補給します。
  4. 潤滑剤を差したら、車輪を手で数回回転させ、旋回部も左右に動かして潤滑剤をなじませます。
  5. 外側にはみ出た余分な潤滑剤は、布で拭き取ってください。床面に付着すると滑りの原因になります。

キャスターの交換目安

日常的なお手入れを続けていても、使用年数や使用頻度によってキャスターは消耗します。以下のような状態が見られた場合は、交換をご検討ください。

  • 車輪のゴムや樹脂部分が著しく摩耗・ひび割れしている
  • 増し締めをしてもがたつきが解消しない
  • 清掃・潤滑をしても異音が止まらない
  • 旋回部がスムーズに動かず、方向転換が困難になっている
  • 車輪が変形・欠けており、まっすぐ転がらない

キャスターの不具合を放置したまま使用を続けると、走行中の転倒や荷崩れなど、思わぬ事故につながる恐れがあります。異常を感じた際は早めにご対応ください。


交換部品のご購入について

KAKERU台車製作所では、自社製品に対応した交換用キャスターおよび関連部品を取り扱っております。型番や仕様についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

KAKERU台車製作所 お客様窓口 📞 089-000-0000 (受付時間等については、お電話にてご確認ください)

台車の型番や製造年が分かるものをお手元にご用意いただくと、よりスムーズにご案内できます。


定期的なお手入れは、台車の寿命を延ばすとともに、日々の作業の安全性を保つうえで重要です。月に一度、少しの時間を確保してキャスターの状態をご確認いただくことをお勧めします。